医学部再受験、成功への道

私立文系の医学部再受験生がいかにして1日4時間11ヶ月、図書館での宅浪で国立大学医学部に1発合格したのかを書きます。再受験生はもちろんのこと、勉強の効率化を目指し大学合格を目指す悩める受験生に読んでいただけると嬉しいです。

この時期の過去問

こんにちは。


みなさん過去問にはどのように取り組んでおられますか?

高校生と過去問の取り組み方について話していると、よく

「過去問やったって、もう出ないじゃん」とか「苦手なところをなくすべきじゃない?」

等の発言が出てきます。これは本当でしょうか?

確かに過去問の問題がそのまま使われることはありません。しかし、その大学が問いたいことの本筋は大きく変わることはないはずです。その大学が考えていることを汲み取ることこそが過去問演習の意味だと思います。

数学を例に取ってみます。

まずそれぞれの大学で毎年出る分野の問題があると思います。例えば微分積分が毎年出ているとしたら、微分積分の分野に関して出たことのない種類の問題パターンを自分がやりこんだテキストの中からピックアップしてみてください。そしてピックアップした問題に取り組む比重を上げてみてください。こうすることで出る問題を確実に解ける確率が上がります。ちなみに私は出るだろうと思っていた問題パターンがそのまま出て、ものすごい安心感を得ました!

次に、それぞれの大問に含まれる設問がどういう構造になっているのかを考えてみてください。大学によっては1→2→3の順で単純に難しくなったり、1&2→3のヒントになっていたり、1→2で難しくなり、3はサービス問題。などの構造が何通りかに決まってくると思います。実際に試験会場で問題を解いているとき、こうしたことを意識しながら解くのか、それとも何も考えずに解くのかでは大きく違ってくるはずです。


このように過去問を研究すると、これから1ヶ月という残された時間の中で何をすべきかがわかってくると思います。もちろん過去問研究は11月くらいまでに終わらせておいた方がいいのは言うまでもありませんが、医学部受験は直前の志望校変更も多いにありうることですから、ぜひ参考にしてみてください。