医学部再受験、成功への道

私立文系の医学部再受験生がいかにして1日4時間11ヶ月、図書館での宅浪で国立大学医学部に1発合格したのかを書きます。再受験生はもちろんのこと、勉強の効率化を目指し大学合格を目指す悩める受験生に読んでいただけると嬉しいです。

センター失敗した再受験生へ

こんにちは。

 

再受験生の方のブログを見ていると、この時期残念ながらセンターに失敗してしまい慌ててしまっている人がいます。そのパターンとしては大きく分けて次の3つのように感じます。

①受けられる受験校なんてない。

②自分は勉強に向いていないから再受験やめる。

③自分は仕事(もしくは大学)との両立は向いていないから来年度から仕事はやめる。

上のどれもが受験生としてダメダメな思考パターンだとはみなさんわかっているのになってしまう。僕もセンター失敗した現役生の頃は適当な大学に出願してしまったり、再受験でも色々な葛藤があったりしましたから、気持ちはわかります。全体的に見てみると①②③の順に不健全で何も結果を生まないと思っています。

それぞれ考えてみます。

①は、7割8分位あるのならば、絶対に受かる可能性のある大学はあります。7割5分以上だったら奇跡が起きれば受かります。僕の友だちも7割台で何人も受かっていきました。センターの配点も気にしつつ、自分の得意科目で差を付けられそうな大学を選んでください。正直少し博打の要素が入ってきますが、諦めるくらいならやったほうが1000倍ましです。そして僕が大学に入ってみてわかったことが一つ。センターの点数はその後の学びの質にほとんどつながらないということです。それを大学側がわかっているのか、センターそんなんでいいの?って人も結構いっぱいいます。諦めなければ道はあるかもしれません。どうにか探してみてください。

②は、まず①のコメントに戻ってください。それもダメだったら考えてみてもいいのかもしれません。その際の基準は今回が何回目か、ということだと思います。僕の周りの受験生の大半が1回で、ついで2回目で受かっています。3回以上試験を受けた人はいることにいますが、すごく変わった人で、受験に関してどうでもよかった的なことをいうような人です。まじめにセンター試験を受け始めてから今回が2回目の挑戦だったのならば、今後のことを考えてみてもいいのかもしれません。ただし、絶対にまずは①に戻ってください。

③も、まず①に戻ってください。それでも③を考えないといけないのだとしたら、これだけは言わせてください。

絶対にやめないで!!!!

以前の記事でも書きましたが、成功を生む必要条件の一つとして「安定」があると思っています。動物的な本能を生み出すような状況はスポーツの世界では必要かもしれませんが、勉強ではそれがいいように働くことはめったにないです。あるとしたらその人は強靭な精神の持ち主だし、そんな人は1回で受かってしまうだろうし、こんなブログ見に来ないだろうとも思います。状況に不安を抱くのは普通の精神の持ち主です。そしてそんな普通の人は絶対に何かをやめて得られることなんて何一つないと思います。もし来年のことを今考えなければいけない状況になってしまっているのなら、どうか自分の精神安定を第一に考え、生活と心の基板をしっかりすることを考えてみてください。そして今年度の反省と来年度の戦略を考えてみてもいいと思います。

あと、再受験の方で特に多いのが「1日〜時間は勉強したい」という目標設定の仕方。これは意味ないと思います。やる内容でノルマを決めて、勉強時間は多くなくてもいいと思います。ちなみに僕は平均4時間、4月からの勉強で受かりました。誰もが言いますが、量ではなく、質です。受かるための戦略をクールに考えてみてください。

 

偉そうにつらつら書きました。すみません。

ただ、これだけは言いたいのは絶対に諦めないで、最後まで戦ってきてほしいということです。本番何があるかわかりません。大雪が降って、未熟な受験生の多くが動揺し、力が出せずにいるなかで、落ち着いた受験生の一人勝ちってこともありえます。今までやってきたことを信じてやってみてください。