医学部再受験、成功への道

私立文系の医学部再受験生がいかにして1日4時間11ヶ月、図書館での宅浪で国立大学医学部に1発合格したのかを書きます。再受験生はもちろんのこと、勉強の効率化を目指し大学合格を目指す悩める受験生に読んでいただけると嬉しいです。

落ちる再受験生 〜6つのダメ〜

こんばんは!

今日はちょっとシビアな記事を書いてみようと思います。完全に僕の主観です。賛否両論、批判もあるかと思いますが、選択を間違えると人生とんでもないことになるのが再受験の世界です。今まで色んな人と関わる中で感じてきたことを書きます。

 

ダメその1

「人生逆転狙っている」

確かに受験で人生は変わると思います。でも、そのギャンブル的な発想の裏に見えるのは、今まで正しい努力が継続できなかったこと。もしくは頑張ってきたのにうまくいかないことにいじけている心。その場合、いま取り組んでいることに真摯に取り組むことが出来なければ、再受験しても同じことが待っていると思います。

 

ダメその2

「心の拠り所としての再受験」

多浪生にも多いと思いますが、アイデンティティを見いだせないために、受験をしている自分に満足しようとする人。未来はありません。

 

ダメその3

「自分の能力を判断する尺度が少ない」

再受験をしていいものか悩んでいる方々はたくさんいらっしゃると思います。決断が出来ないのは、自分が受かるだけの能力を持っているのか判断できないから。もっと言えばそれを判断するだけの基準が見つけられないから。

例えば、尊敬するメンターに「君の能力なら1年で受かるよ!」と言ってもらえたら決断できるかもしれません。それは強力で説得力のある一つの尺度を持っているということです。

他には「あのときの努力でこれくらいは行けた。受験に求められるレベルはこれくらいだから、今回必要な努力がこれくらいだろう」のように考えられる人は自分の中にしっかりとした尺度を持っています。そのような方の成功確率は高いでしょう。

逆に「どこ大学出身ですか?」と聞いてくるような方。学歴という尺度を使ってどうにか自分の能力でも合格できる可能性を見出したいのだと思いますが、学歴がはたして本当に尺度になるでしょうか?もちろん、レベルの高い大学に受かった経験があれば、それは必ず活きてきます。でも、18歳で受験したときの自分と今の自分は大きく変わっていると思います。そのことを考えずに受験しようとするのは無謀です。

 

ダメその4

「勉強時間で安心する」

机に座っていた時間に満足しても何の意味もありません。やるべきことが何分で終えられるのか考えて時間を設定して、常に最短時間で勉強することを目指して下さい。

 

ダメその5

「再受験のことを人に言わない」

受かった時に「実は…」は確かにかっこいいですが、決意を周りに伝えることでより強い気持ちで取り組めると思います。逆に落ちることに対して心理的に身構えているようなメンタルでは受かる確率はぐっと下がると思います。(リスクに備えるのとは話が別です)

 

ダメその6

「失敗談を参考にする」

「こんなことをしたら失敗しました…こうならないように気をつけてください」

よりも

「こんなことをしたら成功しました!選択肢の一つに!」

という成功体験から学ぶことのほうが大きいし、失敗には引きずられます。もちろん、失敗を乗り越えて成功したなんて人の言葉は学ぶことがたくさんあると思います。しかし、失敗で終わっている人から学べることは、残念ながら少ないと思います。

 

以上、落ちる再受験生〜6つのダメ〜ということで書いてみました。

僕が再受験を始めたての時に全部当てはまらなかったかといえば、そんなこともないと思います。しかし、考えながら進める中で、上のようなことは一切していませんでした。いまダメな思考でも、変えていけばよいのです。

 

週末から寒くなりますが、今年度受験される方はくれぐれも体調に気をつけて頑張ってください!