こんにちは。
だいぶ更新がご無沙汰してしまいました、すみません。
アクセス数を見てみると、こんなブログを見に来てくれる方も少なからずいらっしゃるようで、ありがたく思います。
さて、今日は「医学英語」について書きたいと思います。
とその前に、医学部受験においては医系英語をはじめ医系数学など医系〜という科目をよく耳にしますが、はたしてこのくくり、必要なのでしょうか…
医学部受験においては、「取りこぼしをしない」ということが一番大事になってきます。つまり、受験生の大半がある程度なら得点できる問題を完璧に取る、ということが合格への第一歩で、そこからプラスアルファを取れだけ取る、というのが医学部受験の攻略法だと思います。それさえわかっていれば使うテキストは医学部受験に特化する必要はなく、ただ一問一問を完璧にしていくということに尽きるはずです。もちろん、一部の単科大学では微積に偏ったり整数問題が大好き、という大学もあるので対策が必要なことも多くあります。そういったときは早めに赤本で対策を取ればいいだけです。
ただ、その中でも「医学英語」だけに関しては少し注意が必要かもしれません。
まず、長文読解に関して。
医学部と他の学部で違うのかといえば、そのトピックだと思います。人文系の文章というよりは自然科学の内容や医学の歴史、最近の話題などが多い印象です。この状況でできる最も効果的な対策は何でしょうか?それは、医学や自然科学の有名、重要なトピックに普段から目を向けておくことです。もちろんどんな文章が出てきても受験で戦えるだけの読解力をつけるための努力は続けてください。それと同時に少しでも多くのトピックを蓄えておくことで、出会える確率が上がります。知ってるトピックだと知らないトピックに比べて本番の緊張度に大きな差が生まれ、ヌケのない答案を作ることに集中できます。勉強の合間に気分転換がてら医学に関する記事や本を読むのはとても良い対策法だと思います。
次に単語について。
医学英語といえば、医学っぽい単語が重要視されると思います。知らないといけないものは「現段階で知っている医学トピックの中で、使用頻度の高いもの」です。
例えば、cancer(ガン)、heart disease(心疾患)、pneumonia(肺炎)、stroke(脳卒中)などは日本人の死因の最たるものなので、知っておいて損はないと思います。
身体に関して言えば、例えば消化管。
日本語では
口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→肛門
英語では
mouth→esophagus→stomach→duodenum→small intestine→large intestine→anus
のように、知っているもの、聞いたことのある医学英語を探して覚えていくといいと思います。それ以外の専門的な用語に関しては、出る確率も低いですし、出たとしても皆わかりません。医学部入学後にいやというほどやりますので、今は最低限を覚えられたらいいと思います。ただ、このように知っている単語探しを始めてまとめノートなどを作ると、意外と楽しくなってしまってそればっかりやってしまうこともあるので注意してください(笑)やはりどこまでいっても本筋の読解力をつけるための勉強が大切であるということは忘れないで下さいね。